自由な電話機

開発者の自由度を高めることで、開発者の情熱を引き出す。

iPhoneという奇跡:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan

を読んだ感想。

a. iPhoneは革命的?

b. iPhoneは自由?

ところで自由な電話機というものについて考えてみると、携帯電話が完全にIP化するとしたら

  1. キャリア電話網(電話機能のみ)
  2. キャリア電話網+独自メール
  3. キャリア電話網+インターネット
  4. キャリア電話網+インターネット+SDK(インターネット通話)
  5. インターネット+SDK(インターネット通話)

こんな感じで進化するのだろう。IP至上主義者にとっては伝送路からアプリケーションやサービスを独立させ、キャリア電話網なしでも一通りの機能が使えるのが真に自由な状態。その点で、W-ZERO3が画期的だったのはSkypeなどVoIPのソフトウェアが開発・動作できること(通話用のマイクが使えないといった問題はあったにせよ)。Windows CEWindows Mobile)は見た目はいまいちだけど自由度が高いのは評価できる。

iPhoneは革新的かもしれないけどそれほど自由でもない。が、真に自由になったらそれはたぶんiPhoneじゃなくなるので、Appleとしてもそれは望まないはず。Appleはユーザーが「十分に自由な感じ」を得られればそれでいいと思ってるんじゃないか。
それはそれとして、自由なプラットフォームだからといって普及するとは限らないのがコンシューマの世界。